「胡同」という言葉を知ったのがいつだったか、胡同を初めて歩いたのがいつだったか定かではないけれど、気がついたら胡同が好きになっていた。前回北京に行った時に「人文北京」という本を買ってきたのだが、その中で15の胡同が紹介されている。中国語で書かれた本なのでスラスラとは読めないが、たどたどしくいくつかを読んだら猛烈に後悔の念が湧いて来た。留学していた時にもっとあちこち見ておくのだった!と。今さら遅いが・・・。
そこで今度行く時のための自分の覚えとして胡同について書き留めておくことにした。胡同見物したいけれどどこに行ったらいいかわからない方にもひょっとしたら参考になったら嬉しい。 まず、学校のテキストに載っていた「北京的胡同」という文章から一部抜粋。(かなり適当な訳ですがご容赦下さい。原文も載せておきます。) 「胡同」という言葉は中国古代元の時代から北京で使われている。言語学者の研究により「胡同」はモンゴル語で「井戸」を表す言葉が元になっていることがわかった。かつて北京は水不足でひとつの井戸を取り囲むように多くの人が暮らしていた。人々は家を建てるときに道となる部分を残しておいたので、住む人が増えるに従って道路は長くなり、胡同はこのようにゆっくりと形成された。 胡同は北京特有の路地で、主に紫禁城を取り囲んでいる。北京にはいったい何本の胡同があるのだろう?統計によれば1994年には3200本余りの胡同があった。50年余りで北京は大きな変化が起きた。特にこの20年余りで高層ビルが増えるにつれて、胡同は少なくなっている。現在北京で胡同と呼ばれている路地はわずかに990本であり、この数字は今も尚減少している。 "胡同"这个词从中国古代元朝开始就在北京使用了。语言学家研究发现,汉语"胡同"一词是吸收了蒙古语"水井"的发音而来的。古时候北京缺水, 围绕着一口水井住着好多人家。 人们在盖房时会留出道路,住的人越多,道路就越长,胡同就这样慢慢形成了。 胡同是北京特有的城市小巷,主要围绕在紫禁城周围。北京到底有多少条胡同?据统计,1994 年北京有 3200 多条。50 多年来,北京发生了巨大的变化,特别是近 20 多年来,北京的高楼大厦越盖越多,随之而来的是胡同越来越少。目前,在北京被叫做胡同的街巷只有 990 条了,而且这个数字还在减少。 この教科書が作られたのが2000年だから、2006年の今さらに胡同は減っているのだろう。 胡同の語言がモンゴル語の「井戸」から来ているとテキストには書いてあるのだが、他にも諸説あって、ひとつは元朝時代のモンゴル語で「都市と町」を意味する「浩特」という言葉から来ている。「浩特」が徐々に「火弄(huo nong)」、「弄通(nong tong)」となり、さらに変化して現在の「胡同」と「弄堂(long tang:上海などで使われる 小路・横丁の意味)」になったと言う説や元朝の政治スローガン「胡人大統」を略したも「胡人大同」が由来になっている説などがある。 ■最も~~な胡同 最も長い胡同 东交民巷 最も短い胡同 一尺大街 最も広い胡同 灵境胡同 最も曲がっている胡同 九湾胡同 最も狭い胡同 小喇叭胡同 最も古い胡同 砖塔胡同 *参考書籍&サイト 「人民北京」邱阳著 中国旅遊出版社 「漢語閲読教程」北京語言大学出版社 維基百科(ウィキペディア 中国版)
by tabisuru
| 2006-04-16 22:09
| 胡同
|
About
小心者の北京留学と
その後の日記 ■事情によりコメント機能は停止中です。 ■リンクフリー・トラバフリーです。(但し一方通行のトラバについては削除させて頂きます。) 【トラックバックについて】 ■メールはこちら *を@に変えて送信して下さい。 ■注意:: 中国語見習い中のため記事内にある中国語は間違っているかもしれません。 ■BlogPeople 以前の記事
カテゴリ
タグ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||