帰国を決めた理由
  2ヶ月ぶりの更新。5月、6月と特に変化もなく学校と家との往復だったのだが、内面ではいろいろと葛藤していた。留学を始めて割に早い段階で気がついていた「1年程度の留学では大して話せるようにならない」ということ。もちろん上達度は人それぞれだし、どの段階で留学するかにもよる。私の場合は中国語検定4級をとってから4,5年中国語の勉強をしていなかった。基本的な文法はなんとなくわかったつもり、だけれど実際に会話するとなるとスムーズに口をついて出てくるのは「你好。」程度だった。留学を終えて即“仕事として”中国語を使うのは到底無理そう。出来れば後1年か半年留学を延長したい、と冬休みの頃は考えていた。
  そして5月半ばに学校から、今後もこの学校に残って勉強を続ける人は申し出るようにとの連絡があった。結局1週間ほど悩んだ結果留学を延長しないで帰国することにした。最も主な理由は中級クラスの授業についていけないだろうと思ったからだ。今学期の老師が厳しい内容の授業をする方で、かつ老師にあまり馴染めなかったため、毎日学校に行くのがかなり苦痛だった。とにかくこんな苦しいことは早く終わってくれ、と念じ続けた半年だった。ちなみに期中テストの結果から見る限りでは決して落ちこぼれというわけではない。それにも関わらずしんどい毎日だったわけで、さらに中級になったら、もう精神的にまいってしまいそうだった。おまけに中級になると一方的に講義を受けるのではなくて討論形式が多いとのことで、それも怖気づいた理由のひとつ。私は会話恐怖症なのだ。
  もう一つの原因は、北京の街に居続けたいとさほど思わなかったこと。冬がなにしろ寒すぎる。今のマンションに越してきた頃のことを思い出すと、本当に悲しくなる。家の中に居ても鼻の頭が赤くなるほど寒かった。バスタブもないので、いくら寒くてもシャワーを浴びるしかない。もちろんこれはお金でいくらでも解決できる問題だが、貧乏留学生には寒さに耐えるしか他に方法はない。おまけにこのマンションは水周りに問題が有り、常に下水臭いこともかなり憂鬱。このマンションに限らないのかもしれないが・・・。洗濯をするとバスルームの手前半分が水浸しになり、シャワーを浴びるとバスルームの奥半分が水浸しになる。洗面台の下の配管はカーブがなくまっすぐなので臭いが上がってくるし(これは台所の流しも同じ)、便器は何かの拍子に溜まっているはずの水がなくなってしまい、これもまた下水の臭いが上がってくる。小さなハエが5~6匹常駐しているし。

  とかなり滅入ることばかり書いてしまい、これから秋の留学に向けて張り切っている人には申し訳ない。なまじ北京と言う便利な都会にいるので、ささいな不便さが目に付いてしまったとも言える。あれこれ不満はあるけれど、留学して良かったと断言できる。何年か経ったらまた懲りずに北京に戻りたいと思うのではないかと、そんな予感がしている。
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by tabisuru | 2005-06-28 01:16 | 北京語言大学
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