うちの近くのパン屋でたびたび見かけた「老婆餅」のポスターに惹かれて、ついに先日一箱買ってみた。
大きさは直径7センチくらい。パイ生地の中に甘いお餅が入っていると聞いたが、冷めても中身が硬くならないところを見ると餅ではなく求肥だろう。甘さ控えめでなかなかおいしい中国の素朴なお菓子だ。 老婆というのは、日本語の老婆ではなくて妻、女房の意味。女房手作りのお菓子・・・と思いきやそういうことではないらしい。箱に書いてあった由来によると、「昔仲のいい夫婦がいたが姑の病気を治すために妻は自ら身を売る。残された夫は落ち込む暇なく研究を重ねてまれに見る美味しさのお菓子を作り出す。このお菓子が売れて終には妻を買い戻す金を稼いだ。その製法が今に受け継がれている。」というわけで、女房が作ったお菓子ではなくて、女房を恋しく思った夫が作ったお菓子だった。 ちなみに餅(bin3)も日本語の餅(もち)の意味ではなく、小麦粉をこねて丸く薄くしたものを蒸すか焼くかしたもの、または丸くて平たい形をしたものを総称して餅(bin3)と言う。 正確な値段は失念したがおそらく1箱12個入りで10元(≒130円)くらい。
by tabisuru
| 2005-04-07 01:36
| 食べる
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小心者の北京留学と
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